むしろアパレル業界外の人が読んだらいいかも!「誰がアパレルを殺すのか」を読んだ
言わずもがなの話題作、です。
タイトルがタイトルですが、すべての事業に通じるであろう話に感じました。
日本のアパレル産業を支えてきた大手老舗と百貨店の栄華と衰退。
目立つものが衰退していくと一見業界自体が危機のように見えてしまうのですが、
国内外の新しい事業体が紹介され、そこに光明を見出すことができます。
つまり、「誰が」は…言わずもがなですね。
栄華を経験しさらにそれが習慣化されてしまうと、内向きになってそれが良いのか悪いのか分からなくなってしまう。
外から新しい風を吹き込んだ人たちは、消費者/ユーザー感覚とのズレを感じ取り悪習を素直に変えていく。
中から現れた変革者も、一般常識・消費者とのズレに正直に気づけた人たち。
これってどの事業体でも言えやしないでしょうか。
ゾンアマさんのレビューを見ていると、中にいた方にとっては「今に始まったことじゃない」という話のようですが、これが日経BPから出ているというのには一定の意味があるような気がします。
まだ色んな一般常識と照らし合わせて考えることができているかな、と自分では思っているのですが、常に自分が面している事業とは別の世界を見ていないと気づけないと思います。
ああ、いつまでも勉強だな、謙虚な気持ちで、と思いました。
すべてのビジネスマンが(というかむしろ業界外の)読んでおいて損なしの一冊です。
おまけ
読んでいて純粋に素敵だな〜と思ったブランド/メーカー。
徹底した透明性を売りにしている。
素材は何か/いくらか、どこで作られているか、人手はいくらか、物流費はいくらかetc......
セールのときには購入価格が選べて、「いくらで買うとうちにはいる利益はいくらです」といった主旨のことが明記されているらしい。
いや〜ユーザーに正直じゃないとできないね。オドロキ。
まあ何と言ってもおしゃれダヨ。。。。。