Zuihitsu

何が誰の役に立つか分からないご時世なので、好きなことを好きなだけ。7割自分用メモ用紙でごめんなさい。

映画:21世紀の資本

さて、原著は有名なアレです。

21世紀の資本

21世紀の資本

 

凶器的な分厚さで、正直読んだこともなく、どういった主張をしている本なのかもよく存じていませんでした。堂々と言ってしまうが。だがしかしアラサービジネスマンともなると、名著の内容を読んだことがなくても知らないとなんとなく恥ずかしく思うものです。だからこそ103分で分かるならええやん!という超軽い気持ちで見に行きました。

内容自体の詳しい解説は書評や専門家に頼るとして、簡単にメモをしておけば「過去200年以上のデータ分析から、資本から得られる収益=資本収益率が経済成長率を上回っており、つまり富のあるものへ富が集中するというもの」と言ってしまって良いでしょう。(多分)
その200年の状況を過去の本作品では名画や実際の映像アーカイブを用いてビジュアル的に強烈に描き出しています。例えば18〜19世紀の西洋貴族社会などはまさに富の集中の典型だと思いますが「プライドと偏見」「レ・ミゼラブル」などのシーンが用いられています。
しかしこうした偏りはフランス革命世界恐慌、大戦によって壊され、均されてきました。そして均された土地から、また新しく競争と格差が発生していきます。戦後の回復の中で資本主義が寄与したことも間違いありませんが、またそこからもいくつかの戦争、リーマンショックといったできごとは繰り返されてきました。近年大手IT企業への資本集中やタックスヘイブンによる税逃れがよく取りざたされます。映画終盤で、収益を得た地域で課税されるべきであるという主張もありますが、世界的なルール構築が必要なことでありなかなか難しい話です。

ところでピケティが一番映像化で伝えたかったのは、このままでは悲惨な歴史が繰り返されてしまうということなんだろうと私は受け取りました。この訴えは700ページの本ではなかなか広くは浸透しなかったでしょう。その意味で製作者の意図通りの構築がなされた良い作品であると思います。メッセージ性が強いだけに、鑑賞後の胸焼け感はかなりありましたが…。これもおそらく意図通りなんでしょう…。

ちなみに、たまに中高生やお子さんにも見せたいという意見もあるようですが、正直日本の金融教育リテラシーで見せるのはかなり難しい、ただ強烈な映像を見せられてよくわからない恐怖心に陥れるだけな気がして個人的にはオススメできません。w

おべんとう展@東京都美術館

bento.tobikan.jp

会期終了して1ヶ月以上たっとーる。
期間ものの感想というのは、会期中に書いてこそ役に立つ。と、分かってはおります。
しかしながら、食事を持ちはこぶ以上のお弁当の意味を高解像度に伝えてくれる素晴らしい展覧会であったので、その展覧会が伝えたかったことが少しでもこうして残せたらと思います。

さて、食事を持ち運ぶ以上のお弁当の意味とはなにか?
お弁当をコミュニケーションデザインの文脈で捉えて作品を集め、編集した展覧会を見事に成功させたプロデューサー、キュレーターの方々への敬意を払わずにはおれません。
作品それぞれの見応えはもちろんのこと、この展覧会においては編集力の強さがかなり効いていると思います。

開催概要から一節引用させて頂きます。

誰かが誰かのために作るひとり用のお弁当は、その一つ一つに作る人と食べる人をつなぐ物語があり、作る人から食べる人への贈りものともいえます。(中略)食べる時や場など、その人を取り巻く状況をよく考え、食材をよく見て、食べる時間や空間をデザインするかのように、箱の中に丁度よく詰めていきます。

私も節約のためにお弁当を度々つくりますが、なんとなく家族も含めて他の人へは作ってあげられる気が全くしない。
これってなんでだろうって考えると、言葉以上の想いとメッセージが食べる人に対して顕されてしまうから、そしてそれがうまく表現できる気がしないから…ってことなのかなあ、と思ってみたり。数時間後の自分を労るところからはじめてみようかしら。
なんとなくお弁当の見え方、変わってきませんか。

以下より、お弁当のコミュニケーションデザインという観点で気になった作品について書き連ねていきます。

近現代までのお弁当、世界のお弁当

江戸時代にも弁当があったんだ、と思いましたが、よく考えれば「日本むかし話」とかで見かけたような大きい笹の葉に包まれたおにぎりとかもそうかなあと。
しかしながら、飾られているハコは実はデコラティブなものばかりです。そういうものだからこそ残っているだけかもしれませんが。
主目的は宴や身分の高い人々の花見など。ものすごい美意識がかいま見られる完璧な「インターフェース」に違いありません。

世界のお弁当はなんとなく東南アジアのものが多かった印象です。米文化でも影響しているんだろうかな〜と思いつつ、そのあたりの背景は理解できずでした。

「あゆみ食堂のお弁当」

読者からの「誰々にこんなお弁当を作ってあげたい」というお便りに応えて、大塩あゆ美がお弁当を作り、平野太呂が撮影し、読者にレシピとお弁当箱が届けられるプロジェクト

朝日新聞で連載されていたそうです。お便りとでき上がったお弁当の写真をセットで展示。
人々の想いや背景とできあがったお弁当を見比べると、お弁当がいかにコミュニケーションデザインであるか、最も分かりやすく感じられる展示群でした。

あゆみ食堂のお弁当 23人の手紙からうまれたレシピ

あゆみ食堂のお弁当 23人の手紙からうまれたレシピ

 

「お父ちゃん弁当」

幼稚園に通う弟のために、小学生の姉がお弁当の指示書を書き、父親である小山田がそれを作ります。

この一家のコミュニケーションの媒介物、メディアとして使われているのがお弁当でした。
なんというか、父「昨日学校で何があったの?」娘「えっとね」という会話がそのままお弁当になって、「へえ〜そうなんだ」と、弟がパクつくようなかんじでしょうか…。もしかしたらお弁当である必然性はなかったのかもしれないし、「あゆみ食堂」みたいな分かりやすいお弁当コミュニケーションのアウトプットでもないのですが、こんな風にお弁当が表現されていることは純粋におもしろいです。
あと、娘の発想が自由過ぎな。(素晴らしい)

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「さか道」「さつまいも」「白サギさま」だそうです
※ここは撮影OKでした

「Making of BENTO」

森内康博は、中学生が親の手を借りず自分でお弁当を作る様子を子どもたち自身がドキュメンタリー映像にするワークショップを行い、そのプロジェクトを映像作品として展示します。

長野県の公立中学校が舞台だったと記憶しています。数時間後の自分のために何をつくろうか?ということを自分で考えて、その過程も見える化してしまうというのはすごいコミュニケーション教育だなあと思います。映像づくりや食育に限らないところにこのワークショップの本質はあるんじゃないかなと。そもそもいかにもクスッと微笑ましい気持ちになるような内容だし、本人たちもさぞ楽しかろうな。このプロジェクトを押し進めた先生にも敬意です。

そのた

マライエ・フォーゲルサング「intangible bento」…お弁当の精霊さんから食物に関する色々を教わる。結構辛辣なことを色々言われてぐさぐさ来ます。食べ物を大切にするようにとの戒めに、頂いたポストカードを思わず冷蔵庫に貼っております…。

北澤潤「FRAGMENTS PASSAGE -おすそわけ横丁」…いろんなところから「おすそわけ」された物品が並ぶ比較的大きな展示。そのコミュニケーションの形はお弁当から着想を得ているのだそう(そうなんだ)。どこの観光地でもらったかよく分からない記念品とかカセットテープ、ふる〜い雑誌・文庫本、謎の置物など種々雑多。「おすそわけした人」側に立ってみると、「あーあるある、家にそういうのある……(でも捨てられない)」という気持ちになるし、純粋に観覧者の側に立ってみるとその物品の背景を無駄に慮ったりしておもしろい。人の手を離れるとなんでも見え方が変わる。(う〜ん、確かに前述してきたお弁当のコミュニケーションに形は近いか…)

ストックホルム/セーデルマルムの古着屋さんと雑貨屋さん

今週のお題「好きな街」

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以前もこのお題を見かけて、タリンの良さについて紹介しました。 

zuihitsu.hatenadiary.com

本当は最近見た展覧会について記録しておこうと思ったのですが、このお題に於いてセーデルマルムという街について書き残さざるを得ない気持ちになり、2回目のお題参加です。

ストックホルムには3度訪れていますが、その全てでセーデルへ出向いており、2度目、3度目はセーデルが一番の目的であったといっても過言ではありません。4度目もつくりたいが、もちろんセーデルに行きたいから。
場所はストックホルム中央駅から地下鉄数駅で、魔女の宅急便で有名なガムラスタンの次の駅です。(駅名は、スルッセン Slussen)

ガムラスタンとは橋で繋がっているため、ある意味ガムラスタンの風景を撮りたければセーデルマルムを訪れる…というのは然りかもしれません。

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セーデル側から撮影したガムラスタン

色々なサイトでセーデルについてどのように書かれているか見ると昔は危険な街だったとか、若者に人気とか、オシャレとか、そんなあたりのキーワードが並びます。 なんだかブルックリン(ニューヨーク)を思わせるようなキーワーズであります。
さらに、東京にも似たような街があり、私はそれは下北沢だと漠然と思っています。
ちょっと脇道にそれる話ですが、下北沢の近くで育ってきた(ていうとそんなところに家…?という反応をされるのですが、すぐそれたら古い家もたくさんある住宅街ですよ)私にとっては異様に身近な感じがするのかもしれません。
北欧といえばカラフルなデザインや温もりのある雑貨たちが思い浮かばれますが、私はほとんどこの街ではセカンドハンドショップ巡りを楽しんでいます。いわゆるリサイクルショップのこと。
ヴィンテージ古着のようなお店はもちろんのこと、比較的チャリティ意識に根付いたリサイクルショップもあります。洋服だけでなく、食器や陶器を入手して帰ることも。
もともと、ヨーロッパはリサイクル意識が高いイメージがありますね。
いろいろ文章が長くなりましたが、以下に訪れると行きたいお店を並べます。
実は本拠地がヨーロッパの別の国だったりするところも多いのですが、売り買いされているものは当然スウェーデンのものが多いのかなあ…という印象です。

Emmaus Stockholm

http://emmausstockholm.se/

恐らくチャリティ系リサイクルショップ。
恐らくというのも、スウェーデン語がほとんどよめない。ごめんなさい。
1Fは通常のSell&Buy、地下がヴィンテージショップです。地下への入口はカラフルな造花で彩られた階段が印象的。店内はそこそこ広く、本や陶器も売っています。

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Emmausの地階ヴィンテージエリアへの階段

STOCKHOLM STADSMISSION

ttps://www.stadsmissionen.se/
こちらもチャリティ系です。 先のEmmausにようすは近く、なんでも売っています。

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STOCKHOLM STADSMISSIONの陶器売場

2度ほどスカートを購入していて、スカートの当たり率がたかい。(w

Beyond Retro ZINKEN

https://www.beyondretro.com/pages/store-locator-zinken

イギリスにも店舗がある(というか恐らくそちらが本丸)こちらはいわゆる古着屋です。 イカリマークのロゴが目印。

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Beyond Retroの入口付近

通常のビンテージショップに近いかもしれませんが、セレクトの良さと豊富さで立ち寄る店舗です。

HUMANA Mariatorget

https://www.humanasecondhand.se/

こちらもチャリティ系と思われ、ヨーロッパ各地にあるようです。 Instagramを見ても分かりますが、派手めな品揃えが多い気がします。
どうしても楽しく見る専になってしまうのですが、別の機会にヘルシンキの店舗でバッグを買ったり^^;
やはり国や店舗によって取引されるものが違うのかしら…。

以下は、古着屋さんではないのですが街歩きリストに入れているお店。

Coctail

カラフルな雑貨のお店。ピンクの自転車が目印です。

http://www.coctail.nu/

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Granit

https://www.granit.com/

スウェーデン無印良品として日本人観光客にも有名な雑貨屋さん。少し高めですが、さっぱりとした作りの良いデザインに癒されます。

Design Torget

https://www.designtorget.se/

スウェーデン発のプロダクト大集合ってかんじでしょうか。Granitとくっついていて、セットで立ち寄りやすいです。スウェーデンらしさを一気に感じるショップ。
中央駅、アーランダ空港にも店舗あり。おみやげ探しにもおすすめです。

紹介した店ルートマップ

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Peach便で早朝にソウル(仁川空港)に着いたときの過ごし方

乗った便
MM 809
2018/09/07 (Fri) 01:55 発
羽田空港
Tokyo International (Haneda) Airport

2018/09/07 (Fri) 04:25 着
仁川国際空港
Incheon International Airport Terminal 1

かわいいペーパーフラワーと鹿のオブジェに迎え入れられます^^
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LCCPeachは到着ゲートがターミナルのメインエリアから遠いようで、移動用電車に乗らされたり、入国審査を受けたりしているうちに5:00をまわります。

1.朝ごはん

空港内をぷらぷらしながら、腹ごしらえするためのお店を探します。
第1ターミナルの4F。「韓国文化通り」なるエリアを通りながら。

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空港の中でもよく楽しめる景色をつくり出しています。あとでもう一度来る。


東側にあるフードコードでさっそくコリアンフード! これが朝ごはんでいいのでしょうか。

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・トッポギ(長めでちょっとうどんみたいだった)
・キンパ
・わかめスープ
これで8,000ウォン(800円くらい)です。
トッポギが食べたかったんだけど、そりゃキンパも食べちゃう…。
お水はセルフであります。ステンレス(?)のコップに注ぎます。
日本以外の国って水が有料ってイメージだったんだけど、韓国は支給してくれるところが多いのですね?
どうでもいいけど、あとで空港のホームページでお店のことを調べたら「麻里ちゃん」って書いてあった。ホント?
窓から3Fのショッピングエリアを通り過ぎる人々を眺めながら完食。すでに7:00手前。

2.おふろと仮眠

地下1Fにある「SPA ON AIR」にむかいます。
施設の特性上、チキンハートには写真が撮れない。

使用したプランと料金

4時間サウナ+シャワー 1万ウォン

設備

・靴箱とロッカースーパー銭湯みたいなリストバンド型のキーを使います。あまり大きくないので、大型のバックパックは預けた方がよさそうです。
・シャワー:たしか6室ほどの個室。行ったときはギリ空いているという感じでした。個室なんだけど鍵がないので、誤って開けてしまわないか心配でそっと開けたり。日本の大浴場みたいに洗い場がいっぱいあるわけではないのでタオルとか持ち込みのシャンプーやスポンジの置き場にはちょっと困ります。
・ボディーソープ、リンスインシャンプー:シャワー室内にあります。固形石鹸もおいてあったんだけど、これ忘れ物?備え付け??(上から注ぐシャワーでとろとろになってた)
・浴場:これも1人ずつ用になっています。1人が入るには大きいのですが、2人はきつい。友だちと一緒に入っても変な感じになると思います(w)でも比較的使用率が低い印象でした。
・ドライヤー、くし、乳液、ヘアスタイリングウォーターなどなど:使ってないものはうろ覚え。。ヘアスタイリングウォーターがベタベタしないのにホールド力あってよかったんですが、売っているところを結局見ませんでした。これも5ブースくらいしかないので結構混み合います。
・サウナ:ロビーを挟んで女性浴場の反対側にあります。気づかなくて、先風呂入っちゃったので諦める(←
・仮眠室:薄めのマットと枕を使って自由に寝ます。男女共用の横に女子専用、男子専用がそれぞれあるのですが、暗い中だと結構気づきづらくて、出る30分前くらいに気づきました。すごい空いてた。 なんだかんだ3時間ちょいくらい寝ました。

3.おやつ

すでに10:00をまわりそうなので、街にでても良かろう時間。
でもさっきの「韓国文化通り」にあったカフェが気になる…。
ということで「bizeun」(ビズン)に。

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豆や穀物入りのもち、米粉の蒸しケーキ、マフィンなどなど、とにかくやさしそうなおやつのオンパレード。
豆入りの餅を買いました。

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ぼーっとするのにもとても良い空間。(一応3時間の寝起き)

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なぜかドリンクはコーヒー、紅茶などがメイン。コーン茶、ないんか…。(ペットボトル入りのはありました)

 

結局空港を出たのは11:00手前ごろ。仁川国際空港は時間を余らせても十分楽しめます^^
今度もこの作戦、使えそう。

 

おまけ.帰りにこんなの見ました!

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王家の散策」という空港イベントらしい…。
背景がルイ・ヴィトンなのがちょっとシュールだよね。
ほかにもところどころで伝統楽器やグランドピアノの演奏をしており、こうしたエンターテインメントにも満ちあふれているようでした。
さすが東アジアのハブ空港。むしろもっと楽しみたかったな。

もういっこおまけ. 巨大なチョコちゃん

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さすばNaverのお膝元である。かわいい^^
もちろん巨大なブラウンもいました。

 

韓国のイマを見たい!って思わせてくれた2誌。

FRaU (フラウ) 2017年 7月号 [雑誌]

FRaU (フラウ) 2017年 7月号 [雑誌]

 

 

 

ポーランド航空(成田〜ワルシャワ)搭乗記というか機内食記

2018年1月上旬にポーランド航空に初搭乗したときのおはなしです。
ヨーロッパ各所へ行くのに、ワルシャワ空港をハブとして比較的安価(だと思う)航空会社です。
http://www.lot.com/

今回は
成田→ワルシャワストックホルム(ここは系列航空会社のノルディカに搭乗)
という路線で使用しました。

個人的に機内食に光るものを感じた(?)というか 興味深かったのでひとつ書き残してみようと思い立ちました。
ちなみになぜそう思ったかと言えば復路で見かけたお食事からですので、万一タイトルに釣られていらっしゃった方はそこまでとばして下さい
ではさっそく。

1.ドリンクサービス

他の航空会社と同様、搭乗してしばらくしてまずはドリンクとスナックが出てきます。
スナック(豆菓子)と、、 頼まないわけにはいかない(?)ビールをお願いしました。
もともとビールは大好きです。
でもそれだけじゃなくて!
ビールって、現地の文化が一番垣間見える飲み物だと思うんですよね。
(だからお気遣いでア○ヒとか出てくるとおぉう…ってなる。)

ポーランド航空のスナック菓子とポーランドのビール

無事、「シヴィエツ」が登場。
この民族衣装で踊るようなパケなどポーランド感満載ではないですか。
薄めの色でとってもあっさりした飲み口です。ぐいぐい飲めちゃいます。
やはり地理的にチェコビールと似てるのかな。

2.[往路]1回目の食事

1回目の食事は1時間経ってくらいでしょうか、、時計あまり見ていなかったですが、他の航空会社より早い感じも遅い感じもありません。

ポーランド航空の機内食

このときはチキンorビーフビーフを選びました。

・牛肉の甘辛煮(?)
・マッシュポテト
・ゆで野菜
・サラダ
・フルーツ
・つくね
・パン


唐突につくね。結構日本わかって頂けている…という味がしました。

2回目の食事は写真撮り忘れ&何があったか忘れてしまいました、、

3.ノルディカのドリンクサービス

ワルシャワストックホルム間で利用したLOT系列のノルディカのことについても書いておこうかなと思います。

ポーランド航空系列「ノルディカ」の機体
※見ての通り小さい機体なので、外で待たされます。コートを預け入れ荷物にいれてしまって、「マジかw」ってなったやつ。

ワルシャワストックホルム間は大体1.5時間のフライト時間ですが、ドリンクサービスがあります。
往路はポーランドではおなじみらしい「PRINCE POLO」というウェハースをチョココーティングしたみたいなお菓子が配られました。
復路ではなかった気がするのですが…その違いはよく分かりませんw

ポーランド航空系列「ノルディカ」のドリンクサービス

紅茶をお願いしましたが、生レモンをいれてくれました。
生レモンという選択肢を機内で与えられた経験が私は無かったので小さな喜びでしたが、一般的なものですか…?

ちなみに機内誌はLOTとは違います。(ちらっと写っている冊子です…)
エストニア系の航空会社ですので、エストニア語と英語記述で、エストニアの話題が多めでした。

       

4.[復路]1回めの食事

往路と同じようなタイミングで出てきたと思います。
隣のフランス人(だと思う、たぶんフランス語しゃべってた←)の若いおにいさん2人組がメニューを詳しく教えてくれと言うと、メニュー名が英語と日本語で載ったシートが出てきました。2回めも見せてくれましたので、どうやら常にワゴンに載せているようです。
たしかパスタかジャパニーズスタイルと言われて、パスタの方を選びました。
ちなみにジャパニーズスタイルの中身はカレーライスだったようです。(…ジャパニーズスタイル?)

ポーランド航空の機内食

・チキンとトマトソース
・ニョッキ
(ほとんどマッシュポテトっぽかったですが、ちょっとモチモチしてたのでたぶんニョッキ…)
・ほうれん草ソテー
・白和えと切り干し大根まぜたみたいなやつ
・卵焼き
・漬け物
・パン
・チョコレートケーキ

ソバは見たことある方も多いと思いますが、さすがに白和え(?)と卵焼きと漬け物は始めて見ました…笑。
カレーとはいえジャパニーズスタイルにしておけばよかったなと思うくらいのジャパナイズ感。

5.スナック

ちなみにスナックは、カップヌードル、ノルディカのなかでも配られたPRINCE POLO、グミやナッツなどのおかし、色々用意してあるようです。
私は利用していないのですが、これまた隣のフランス人のおにいさんがしこたま持ってきたので分かりました。
しかも「なんかあげる」と言われたので断る理由も無くPRINCE POLOをいただいてしまいました。(w

6.[復路]2回めの食事

今度はジャパニーズスタイルかヨーロピアンスタイルだったと思います。
さっき漬け物とか卵焼きとか出てきたからな、、ジャパニーズスタイルにしよ、と思い出てきたのが下記。

ポーランド航空の機内食
・鶏そば
(そばかな…ビーフンみたいだったけど←←)
・ポテトサラダ?
(一般的なものではなくツナ系のものが入っている程度)
・チーズ
・オリーブ
・フルーツ
・さっきから何回も出てきているPRINCE POLO
(奥に写っているやつです)

…ぜんぜんヨーロピアンなつけあわせでした!
ビーフンみたいなそばは別に揶揄しているわけではなく普通に美味しかったです。
割り箸を用意してくれているあたりも好感度高い。
ただジャパンにはこういうソバないぞ…まあいいか…。
(また隣のフランス人の話であれなんですが、敢えてチョップスティックスをCAさんに要求して使いこなしている姿に驚く。)


以上が私の食した機内食のご紹介でした。
色々申し上げましたが、日本の庶民食を分かろうとしてくれているようなそうでもないようなポーランド航空の食事は総じておいしかったです

サービスがそっけないと感じることも無く、リーズナブルな価格のポーランド航空。
ヨーロッパの国々に旅立つときの選択肢のひとつとして、ぜひどうぞ!

おまけ

かえり、ワルシャワ空港内のMisaというお店でピエロギをいただきました。
出国審査を超えたエリアにありますので、ギリギリまでポーランド感を味わいたいときにはちょうどよいと思います。

ワルシャワ空港で食べたピエロギ

↑ピエロギ

↑これが鳴ったら取りにいって下さい(影ですみません。。)

ワルシャワ市内ではポーランド料理は頂かなかったので美味しいピエロギがどんなものか分かっていないと思いますが、餃子とシュウマイの間みたいな食べ物で、東アジア人には馴染みがありそうで美味しい味でした。
ちょっとだけ酸味があります。

むしろアパレル業界外の人が読んだらいいかも!「誰がアパレルを殺すのか」を読んだ

言わずもがなの話題作、です。

タイトルがタイトルですが、すべての事業に通じるであろう話に感じました。

日本のアパレル産業を支えてきた大手老舗と百貨店の栄華と衰退。
目立つものが衰退していくと一見業界自体が危機のように見えてしまうのですが、
国内外の新しい事業体が紹介され、そこに光明を見出すことができます。

つまり、「誰が」は…言わずもがなですね。

栄華を経験しさらにそれが習慣化されてしまうと、内向きになってそれが良いのか悪いのか分からなくなってしまう。
外から新しい風を吹き込んだ人たちは、消費者/ユーザー感覚とのズレを感じ取り悪習を素直に変えていく。
中から現れた変革者も、一般常識・消費者とのズレに正直に気づけた人たち。

これってどの事業体でも言えやしないでしょうか。

ゾンアマさんのレビューを見ていると、中にいた方にとっては「今に始まったことじゃない」という話のようですが、これが日経BPから出ているというのには一定の意味があるような気がします。

まだ色んな一般常識と照らし合わせて考えることができているかな、と自分では思っているのですが、常に自分が面している事業とは別の世界を見ていないと気づけないと思います。
ああ、いつまでも勉強だな、謙虚な気持ちで、と思いました。

すべてのビジネスマンが(というかむしろ業界外の)読んでおいて損なしの一冊です。

誰がアパレルを殺すのか

誰がアパレルを殺すのか

 

 

おまけ

読んでいて純粋に素敵だな〜と思ったブランド/メーカー。
徹底した透明性を売りにしている。
素材は何か/いくらか、どこで作られているか、人手はいくらか、物流費はいくらかetc......
セールのときには購入価格が選べて、「いくらで買うとうちにはいる利益はいくらです」といった主旨のことが明記されているらしい。
いや〜ユーザーに正直じゃないとできないね。オドロキ。
まあ何と言ってもおしゃれダヨ。。。。。

www.everlane.com

低刺激/オーガニックコスメ派のポーチの中身。

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我ながら少ないな。
人のこういうのを見るのが好きです。かばんの中身とか。
自分で記録をつける意味としては、当時の趣味趣向、ハマりモノがわかるのでおもしろいと思います。

完全にこれに落ち着いたのはアトピーがひどくなった最近なのですが、案外選別に時間がかかっていますので、オーガニックコスメに移行したいなあと思っている方の参考になったらちょっとだけ嬉しいです。

(左上から)

ロクシタン  イモーテル プレシューズファンデーション
あまりメイク用品のイメージは無いと思いますが、悪くないです。塗ったー!という感じにはならないですが、自然な毛穴カバー程度にはなります。逆に、直しとかで重ね塗りしても厚塗り感とか圧迫感とかあまりないです。ニキビ隠しは別途必須です。

コレスナチュラルプロダクト リップバター
保湿、UV、色つき、オーガニック思考、という欲張りな探し方をしてたどり着いたのがこれです。
保湿は若干???ですが、なにかとオールインワン的な感じなので浅く広く効くタイプの一本ということで…。発色は、よいです。

benecos Natural Powder Brush
benecosはドイツのコスメブランド。個人輸入のサイトで600円しないくらいで購入しました。
パフはザ・ジャパニーズブランド我らが無印良品のルースパウダー用パフ。
この粉含みのいい毛足の長いパフのせいかもしれませんが、発色はめちゃめちゃよいです。塗り過ぎ注意。
そして持ちもよいです。若干薄くはなりますが1日かかっても完全にふっとぶことはありません。

IT'S SKIN OIL CONTROL POWDER PAPER
韓国で買いました。たぶんパケ買いだと思います。

ロクシタン ローズソリッドパフューム
買った当時ロクシタンのローズ系の香水をつけていたので、まじって変なニオイにならないように購入。
いまも大体ローズ系の香りのモノが多いので、変えずに使っています。というかなかなか減らない。

MOON SOAP クインタプルバリア
これはヘアワックスにも保湿剤にも使えます。おもにヘアワックスとして使用していますが、使ったあと手を洗わなくてもどこかに馴染ませておけばよいのでずぼらなワタクシには非常に便利。ボタニカル系の香りがしますが、すぐ無くなります。

LOGONA アイライナーペンシル
LOGONAもドイツのブランド。これは日本にも入ってきているので有名ですね。これもやっぱり発色がいい。モチもいい。
ドイツのメーカーのってなんでこんなにモチが???benecosにしても。オーガニックなのに???相性でしょうか?

ドクターハウシュカ ケアカバースティック
これもドイツ、いわずとしれたドクターハウシュカ。カバー力そこそこ、時間が経っても薄くなるだけなので汚くないです。何より薬っぽいニオイがデキモノに効いている気がしてくるのが非常に良いです。気分大事。

 

ドイツモノ多いですね。
安さ(個人輸入サイトとかで買うと安いです)と優しさと能力をいろいろかんがえたら、こうなりました〜。